第409話 2022年の感謝と11月実績

2022年も大晦日となりました。今年一年間さかもとのFMDIマガジンをご愛読いただき誠にありがとうございました。皆様のビジネスのお役に立てることができましたら幸せでございます。

 

コロナで明けて、コロナで暮れたこの一年でした。世の中の仕組みが、そしてお客様の生活スタイルも含めてマインドが大きく変わったことを実感させられた一年だったように感じます。

 

コロナ禍の影響は予想よりも大きく、コロナ前に戻る事は難しいと判断してお多くの企業がアフターコロナに舵を切り始めました。
そんな皆様のお手伝いができればと取り組んで参りました。今年は特に「アライアンス」と「シェアリング」をキーワードにビジネスの取り組みを考えて来ました。2023年も引き続き取り組みを強化して参ります。

店舗を販売チャンネルのプラットホームと位置付け店舗の最大価値を高め、多店舗展開でビジネスの拡大を目指すお手伝いをして参ります。その為に「アライアンス」と「シェアリング」を最大活用する事こそアフターコロナの新しいビジネスのあり方になると考えております。

 

2023年は素晴らしい年になる予感がします。

是非、ご一緒に強固なビジネスを築き上げて参りましょう。

 

2023年も宜しくお願いいたします。

 

日本フードサービス協会から11月の実績が発表になっていますので確認します。

<外食市場11月の動向>

コロナ第8波は行動制限なくも、消費者の行動自粛がとくに夜間営業に影響


<全体概況>
11月の外食は、コロナ第8波が拡大中も行動制限がなく、相次ぐ価格改定に加え、インバウンド受け入れや全国的な旅行支援が10月から実施され、おおむね表面上の売上数値は伸びて対前年比108.9%となった。だが原材料費、エネルギー費、人件費等の高騰は価格改定ではカバーしきれないほど大きい。さらに、自粛気味の消費マインドが加わり、とくに夜間の客数が振るわず、全体として勢いのある回復とは言えない。事業継続の足かせがほぼ無くコロナ前の外食シーンに戻りつつある欧米とはかけ離れた状況となっている。

 

<業態別概況> 

ファーストフード業態

全体売上は109.2%、19年対比は111.6%となった。 

「洋風」は、サッカーW杯にちなんだ期間限定メニューなどの充実でテイクアウト・デリバリーが堅調、売上は111.7%。

「和風」は新商品が好評で売上108.1%。

「麺類」は、客数減・店舗数減の中、店内飲食の回復や季節メニューの好調により、売上106.8%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、「持ち帰り米飯」の単価が高めの商品や「回転寿司」の低価格キャンペーンなどで売上106.5%。

「その他」は、「アイスクリーム」がテイクアウト商品の堅調に加え、イートイン商品も好調、「カレー」はキャンペーンやトッピング販売が奏功し、売上105.1%となった。

ファミリーレストラン業態

全体売上は前年比107.5%、19年比では93.9%となった。
「洋風」は、価格改定による客単価上昇に加え客数増もあり、売上108.9%。

「和風」は、全国旅行支援の効果もあり、売上108.1%。

「中華」は、店内飲食、店外消費ともに好調で売上109.3%。

「焼き肉」は、夜間の客の戻りが思わしくなく売上100.2%。


パブ・居酒屋業態

コロナの感染者数は増加したが、昨年に比べコロナ慣れのためか、個人客にはあまり影響がなく、コロナ拡大を見越した忘年会の先取りやサッカーW杯の観戦需要などがあり、飲酒業態全体の売上は前年比で114.7%となった(「パブ・ビアホール」124.4%、「居酒屋」110.2%)。しかし、法人の宴会需要や夜遅くの需要は未だ戻らず、19年比では61.4%に留まった。

 

ディナーレストラン業態
全国旅行支援やインバウンド需要で客数は増加しつつあり、売上は108.1%となったが、一部では人手不足による営業時間の短縮やコロナによる入店者数の制限などがあり、19年比では84.5%となった。

 

喫茶業態 

夜間の来店は回復が鈍いものの、昼間は季節メニューの好調で客足の戻りが早く、売上は前年比111.4%、19年比では87.2%であった。

 

 

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