第422話 コロナは明けてもマスクは続く
コロナも終息に向かっていますが相変わらずマスク着用は変わらない様です。
外国人観光客が増えてきた事からマスクなしを最近は見かける様になりました。
そんなか飲食業のマスクに関しての調査がありました。
飲食・フード産業の求人サイト「クックビズ」を運営するクックビズは、新型コロナ対策として約130の飲食店にマスク着用について調査したところ、約6割が従業員に対して「着用するように指示している」と回答した。 一方、来店客へのマスク着用について「以前は入店時に案内していたが、今は廃止している」62.3%が回答した。
これだけ、一般の消費者がマスクをしているとさすがに飲食業で働く側もすぐにマスク無しは難しい様です。
1日も早く、コロナ前に戻りたいものです。
日本フードサービス協会より2月の実績が発表になっていますのでご案内します。
<外食市場2月の動向>
需要回復傾向も物価高騰により厳しい経営状況が継続
<全体概況>
2月の外食全体の売上は前年同月比123.5%、19年比でも103.8%となった。一つには、コロナ感染の収束傾向、気温の上昇、マスク緩和への動きなどによる人流の増加が大きな要因だが、しかし、もう一つの要因は、前月に引き続き原材料費、光熱費、物流費等の高騰により値上げせざるを得ない事情があったからで、実質利益の観点からは依然として厳しい経営状況が続いている。
<業態別概況>
■ファーストフード業態
・全体売上は110.2%、19年対比では116.3%となった。
「洋風」は、価格改定が相次ぐ中で、バリューキャンペーンが好評で、売上105.4%となった。「和風」は、朝食クーポンの配布などで固定客獲得に努め、売上112.4%。
「麺類」は、客単価上昇と客数回復で、売上129.6%となった。
「持ち帰り米飯/回転寿司」は、複数の回転寿司店をターゲットにした迷惑動画が一部店舗の客足に影響したが、値上げによる客単価の上昇で売上108.1%となった。
「その他」は、「アイスクリーム」の店内・持ち帰り双方の増量キャンペーンが好評で、売上116.8%となった。
■ファミリーレストラン業態
・全体売上は前年比139.0%、19年比は95.1%となった。
「洋風」は、年明けからの堅調な流れが続き、また価格据え置きの施策やお得なクーポンアプリなどが若い家族客をはじめ価格敏感層に訴求し、売上140.2%。
「和風」は、気温上昇に伴い客数の増加が顕著で売上146.3%。
「中華」は、好調なテイクアウトに加え、メディア露出効果もあり、売上118.5%。
「焼き肉」は団体客の戻りも見られ先月から客足好調で、売上148.2%となった。
■パブ・居酒屋業態
「パブ・居酒屋」は、昨年のような営業規制がとれ客足の戻りが回復基調で、売上283.9%と大幅に増加した。個人客やインバウンド需要の回復傾向に加え、企業等の大きめの宴会も少しずつ増えている。19年比では売上64.5%と、前月(1月)の19年比58.1%より6ポイントほど上昇した。
■ディナーレストラン業態
大企業の大規模な宴会は戻らないものの、個人客に加え、国内旅行の団体客やインバウンド客などが少しずつ戻り客単価が上昇、売上は169.4%となった。ただ、人手不足で需要に対応しきれないところもあり、19年比では88.9%となった。
■喫茶業態
月後半を中心に客足が伸びたものの、オフィス街や夜間の来客はまだ戻りが弱く、売上は前年比140.3%、19年比89.2%となった。