第304話 2020年に思うこと

さかもとのFMDIマガジンをご覧の皆様

2020年1年間本当にありがとうございました。感謝申し上げます。

激動の2020年もまもなく暮れようとしています。

20201年に期待をし、本年最後の第304話をお送りしたいと思います。

 

コロナ禍で我々の生活環境、ビジネス環境は大きく変わってきました。

その中で、ピンチに耐え切れなくなってビジネスを閉じた経営者。でも大半はなんと生き残りをかけて頑張っていると言うのが現実ではないでしょうか。

 

私の周りの経営者も皆さんは、コロナ後を見据えてニューノーマル(新常態)の時代に対応すべく果敢に挑戦を始めています。頼もしい限りです。

 

微力ながら応援をさせていただきたいと思います。

 

今回のコロナ騒動も含めて、いかに正しい情報が大事かと言うことを思い知りました。

アメリカの大統領選挙を見ても、日本の報道を見ても情報に振り回されている国民がいることがよくわかります。その中でその情報が正しいのかどうかによって国の有りようが変わってしまうこの現状をしっかりと見据えていかないと方向を間違えてしましそうです。かろうじてネット社会の中で情報のバランスが取れているような気もします。

 

このように情報は来年はもっと重要になってきます。発信する側として気を引き締めて頑張っていきたいと思います。

 

日本フードサービス協会から11月の実績が発表になっていますので見てみたいと思います。

 

<外食市場11月の動向>

止まらぬ新型コロナ感染増で回復傾向は失速


<全体概況>
11月は新型コロナ新規感染者数の増加が著しく、とくに店内飲食が主体の業態では週を追うごとに客足が遠のき、下旬には政府・自治体の行動自粛要請や営業時間短縮要請により、10月に見えた回復傾向が失速。売上が前年同月を上回ったのはFF洋風とFR焼き肉だけで、外食全体の売上は前年同月比92.2%と再び回復への希望に水を差した。

 

<業態別概況> 

ファーストフード業態

FFは、洋風のテイクアウトとデリバリーが巣ごもり需要のニーズを掴み、全体売上を100.9%に押し上げた。 

「洋風」は、ドライブスルー、テイクアウト、デリバリーのサービスがさらに充実し、キャンペーンやメディア露出とあいまって売上は110.4%と好調を維持。

「和風」は、テイクアウトもできる高単価の季節メニューが好調であったが、下旬には行動自粛要請等で客足が落ち、売上は95.7%。

「麺類」は、郊外店がテイクアウト強化で健闘したものの、繁華街立地の店は下旬に苦戦し、売上86.5%。

「持ち帰り米飯・回転寿司」は、「持ち帰り米飯」で宅配代行サービスの導入拡大が奏功し、売上は前年並みの99.8%。

「その他」は、「アイスクリーム」がファミリー向けテイクアウト商品の好調、クリスマスケーキの先行予約販売などで比較的堅調に推移した一方、「カレー」がコロナの影響で客数減となり、売上は91.7%。

ファミリーレストラン業態

FRは、コロナ新規感染者数の増加に伴い、週を追うごとに客足が落ちていき、全体売上は89.6%となった。

下旬の行動自粛要請や営業時間短縮要請が売上にさらなる打撃を与え、「洋風」83.5%、「和風」87.8.%、「中華」96.3%となった。

「焼き肉」は各種キャンペーン等により好調を維持した店が牽引し、売上109.4%となった。


パブ・居酒屋業態

飲酒業態は、引き続きコロナによる打撃は他業態よりも大きく、行政からの行動自粛や営業時間短縮の要請が売上不振に拍車をかけ、業態全体の売上は57.2%、「パブ・ビアホール」は売上49.4%、「居酒屋」は58.8%となった。

 

ディナーレストラン業態
ディナーレストランも「コロナ第3波」の影響をもろに受け、特にビジネス街や繁華街の夜の時間帯の落ち込みは大きく、売上は73.4%となった。

 

喫茶業態 

ビジネス街立地では依然としてテレワークの影響があり、住宅街周辺や商業施設の店舗では、ある程度の回復が見えた矢先の11月後半の失速で、売上は75.5%にとどまった。

 

 

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