第323話  デリバリー配達員の質が問われるお話

配達と持ち帰りのための「不正開封防止ラベル」による不正を防ぐラベリング規制が出現

2021年5月4日に米国のレストランビジネスサイトで報告された内容です。

 

デリバリーの課題が色々と見えてきました。以前のブログでも報告しましたがフードデリバリービジネスいわゆるサードパーティーの課題がクローズアップされ、アメリカではその対策法が制定されています。日本でも早晩大きな問題となることは間違い無いでしょう。

 

デリバリーの商品(料理)の安全を確保する為に『公正な食品配達法』がカリフォルニア州で制定されたというニュースをお伝えします。

 

COVID-19のパンデミックによって世界が事実上停止する前でさえ、店舗以外での食事の人気は急速に高まっていました。実際、オンラインでの食品の注文とレストランの配達は、過去5年間で指数関数的に成長しました。

ただし、サードパーティのデリバリー会社を使用することには、課題があります。配達の遅れや遅れから冷たい食べ物、パッケージの改ざんまで、顧客体験の質が悪い。

 

2019年にさかのぼる調査で

は、注文から食品の配達までの間に悪いことが起こることがあることが明らかになりました。しかし、パンデミックが発生して以来、顧客は、特に自宅やオフィスに配達される食品に関して、食品の安全性にさらに関心を持っています。彼らは、自分たちの食べ物が安全に食べられるのか、レストランの労働者や配達ドライバーによって改ざんされているのかを考えずに、外食のように食事を楽しみたいと思っています。

レストランオーナーは顧客と同じ懸念を共有しており、顧客のために準備する食品が損傷を受けずに安全に配達されるようにするのは彼らの責任だと考えています。

 

デリバリーパッケージにラベルを貼る

店舗以外での食事の増加に対応して、食品安全規制当局は、食品を最初から最後まで安全に保つための適切な慣行を確実に実施するためのガイドラインを作成しました。たとえば、カリフォルニア州は『公正な食品配達法』を制定しました。この法律は、サードパーティプロバイダーによって配達されているすぐに食べられる食品のすべての容器を、食品輸送業者に引き渡す前に、改ざん防止方法でフードサービス施設によって閉鎖することを義務付けています。(専用シールを貼ること)

 

他の州は、レストランが配達のために食品を包装する方法を変更するサードパーティの食品配達プラットフォームの標準を作成するために独自の規制に取り組んでいます。新しい規則により、サードパーティのプラットフォームは、改ざん防止ラベルの使用など、多くのレストランがしばらくの間実践してきたガイドラインに具体的に準拠するようになります。

 

食品の包装は、店舗以外での食事用の食品を注文する際の重要な考慮事項であり、包装に特別な注意を払うことは、改ざんの懸念に対処するための重要な方法です。多くの事業者はすでに顧客の安全を考慮しており、食品の輸送、配送、取り扱い中に発生する可能性のある食品安全リスクを防ぐために、不正開封防止方法を使用しています。

このような製品の一つ、TamperSealラベル、DayMark製安全システムの試みは、パッケージが開かれていることが目に見えて明らかにすること、コンテナを開くことがあればラベルの表面に、機能のセキュリティスリットカット。

 

ただし、すべての改ざん防止ラベルが同じように作成されているわけではありません。一部のラベルには、追加の利点と汎用性があります。たとえば、TamperSealラベルは、ほとんどの包装材料にしっかりと付着する強力な接着剤を使用しており、カスタムブランドや、あらゆる種類の食品および飲料の包装に最適なさまざまな形状とサイズで利用できます。

 

消費者がオンサイトでの食事に戻る準備ができるまで、店舗外での食事はレストランとサードパーティの配送業者の両方にとって重要なオプションであり続けます。これにより、外食産業の取引で必要な連絡は最小限に抑えられますが、不正開封防止ラベルは、食品の安全な配送を確実にするのにさらに役立ちます。

日本でも同様のデリバリー用のパッケージを提供しているメーカーも現れています。

デリバリー業者は安全で安心できるデリバリー要員の確保が緊急の課題です。

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