第414話 飲食店へのテロと多店舗展開
ニュースが連日報じている飲食店でのテロ行為、話を聞いているだけで不快になる内容です。
10年ぐらい前だろうか、バカッター、バイトテロなどという言葉が流行った時期があります。
コンビニの冷蔵庫に客が自ら体を入れる様子が拡散されて大炎上した事案。そしてまたバイトが店内でのイタズラを拡散して炎上した。こんなことを思い出されたかたもお多かったのではないでしょうか。
そして10年が経過して今回はスシローの店舗で撮影された動画がSNSで拡散されたものです。
子供のいたづらと見過ごせる範囲を超えています。客席に置かれた醤油ボトルの注ぎ口をなめ、そのまま蓋をする。湯呑みを手に取り舐めたものをまた元の場所に返す。そして指を舐めつつ。レーンに流れる寿司をつつく。
はま寿司でも他のお客様が注文した寿司に勝手にわさびを塗る動画が拡散された。レーンに流れる寿司を一貫だけだべる様子を動画が拡散された。くら寿司でも同様に一度取った寿司を元に戻す動画が拡散された。
回転寿司だけでなく福岡県北九州市の「資さんうどん」では卓上の天かすを共用のスプーンで、そのまま食べる様子が撮影された。カレーハウスCoCo壱番屋ではテーブルでの福神漬けを直接食べる映像が拡散された。
表面化したものだけでも多くの事例が散見される。飲食店側にすると非常に多くのダメージを受けます。
スシローの株価が160億円下落したこともさることながら、今回の事案を受けて売上低下と店舗での再発防止に多大な費用が発生する事は想像できるところです。
今回共通している所は、動画であること、SNSで拡散された事です。愉快犯、イタズラの域を超えてしまった。少なくともこの行為の裏側にはSNS等で拡散することで話題になり、バズらせる事を狙った意図が明確にあります。自分の目的を果たすために人の犠牲を考えない行為といえます。
飲食店はじめ社会活動は人の善意、信頼関係で成り立っている部分が非常に大きいです。それを抜きに全て性悪説で考えたら社会は成り立ちません。確かに飲食店もお客様の善意に甘えている部分もあります。でもそこを逆手に取った今回の行為は赦すことのできない行為です。再発防止のためにも断固とした処置を期待したいものです。
今回の事で、店側とお客様との関係がギクシャクしたものにならないように配慮を期待したいものです。
飲食店の価値でもある、お店で美味しい料理を召し上がって、素敵な時間を過ごして頂きたいと切に願います。
もう一方で、教育の重要性を感じます。学校教育、家庭内での教育含めて子供への教育が子供達を歪めてしまっていないか。今回の事件を見て問い直してみる事が大事なのではないかと考えさせられました。
皆様はどうお感じになられましたでしょうか?ご意見お待ちしております。